ロレックスブログ2020

美を愛する女性たちに賛辞を込めて

時を刻むとともに、自らの個性を体現するアイテムでもある腕時計。私たちの日常を彩る腕時計の源流は、時計師アブラアン-ルイ・ブレゲが、かのナポレオンの妹でナポリ王妃となったカロリーヌ・ミュラから依頼され、200年前に誕生した作品までさかのぼる。

アブラアン-ルイ・ブレゲの全作業を記録した台帳には「NO.2639」と記され、以後のブレゲの時計づくりを象徴することとなったそのタイムピース。記録によれば、楕円のケースに温度計も備わり、手首に巻きつけるために髪の毛とゴールドの糸をより合わせてつくったブレスレットも附属されていたという。

だが現在、残念ながらこの作品は存在せず、その行方を知るものは誰もいない。そのためブレゲでは、この伝統を現代に蘇らせるべく、これらオリジナルの情報からイメージを得てデザインを考案。2002年にあらたなレディースコレクションとして「クイーン・オブ・ネイプルズ」を発表した。甘美な曲線に包まれた卵形のケースやムーンフェイズといった機械式時計の複雑機構がもたらす優美な気品が時計の個性を演じ、いまではブランドを代表する人気シリーズに至る。


Scroll To Top