ロレックスブログ2020

尚工舎(現シチズン)」が発売したばかりの第1号モデルだった

その経緯について、いまも残る逸話があります。

昭和2年(1927年)に名古屋での旧陸軍晩餐会で、コーヒーを楽しみながらの歓談中、一人の紳士が手持ちの時計を見せ「陛下、これは外国製でございますが、まことに良く(正確に)合います。日本製のものはどうも不正確でまだまだ到底、外国製には及びません」と申し上げたところ、陛下は無造作にズボンの右ポケットから懐中時計を取り出し「私のこの時計は12円50銭の国産品だけれども、とても良く合うよ」と嬉しそうに示したのが、「尚工舎(現シチズン)」が発売したばかりの同社第1号モデル「CITIZEN(16型)」だった。

ちなみに、「CITIZEN」の名称は、当時東京市長だった後藤新平氏が「市民に親しまれる」という意味で命名したものでした。

時計は官費購入品ではなく、名侍従と謳われた木下道雄氏が東宮侍従の頃、京橋の「山崎商店」で2個購入したもの。


Scroll To Top