ロレックスブログ2020

モノクロームに豊かな表情を宿す表現力──カルティエ

ウォッチデザインにおいてもカルティエのクリエイションは、実に多彩だ。ムーブメントによる制約もモノともせず、時に力強く時に柔らかく、異なる印象を時計に与える。そして常に気品を忘れないのが、カルティエらしさ。メゾンの高い創造性を、ふたつのモデルに見出す。

時計のデザインは、強い制約の内にある。例えばダイヤルの針位置などは、ムーブメントに完璧に規制され、自由にはならない。ケースサイズもムーブメントより小さくはできないし、あまりに大きいのも装着性のうえで無理が生じ、造形もまた、ムーブメントによる規制が多い。

カルティエの腕時計は、そうした制約に加え、“エレガンス”とのドレスコードを自らに課しながら、多様なクリエイションを実現してきた。それはオーソドックスな丸型時計においても、いかんなく発揮されている。

昨年発表された「カリブル ドゥ カルティエ」は、メゾンの豊かな創造性を宿す好例である。ケース径は42mm。メゾン初の男性のために製作されたウォッチは、正面から見ればいかにも重厚であるが、厚みを9.64ミリに抑えている。薄さは気品と心地よい装着感を促して、カルティエのドレスコードをかなえる。


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