ロレックスブログ2020

時計オタクに〝モテキ〟到来?

先日、知人に大層な時計を貸してもらった。もっとも、筆者のようなマニアが好む、地味な時計ではない。ブレスレットまで金で、ベゼルにはダイヤがちりばめられているやつだ。彼は「たまには変わった時計もいいでしょう」と語り、無造作に時計を渡してくれた。率直な感想が聞きたいというから、しばらく腕にはめ、返す際に私見を述べた。面白みはないが、時計としては言うことがない。

彼には言わなかったが、筆者は心ゆくまでこの時計を堪能した。時計マニアに見せびらかしたのではなく、夜のお店に持っていったのである。筆者は昔、こういう店で客引きをしていたので、夜の世界で時計を見せびらかす男の気持ちが少しわかる。店員としてはシニカルに見ていたが、豪奢な金時計を着けてお酒を飲むと、幸せな気持ちになった。もっとも代償は小さくない。金時計を巻いた筆者を見て、あるお姉さんは「ものすごくお金持ちに見える」と3回繰り返し、お酒を5杯は注文するはめになった。2000円×サービス料30パーセントで、それを5杯である。会計の際に倒れそうになったが、金無垢時計を着けるような人はそれを表情に出してはいけないのである。

かくいう筆者はモリッツ・グロスマンという、大層な時計を一応は持っている。これは傑出した時計で、マニアたちに見せたら、それこそ人垣ができるような代物だ。ただ、お姉さんたちには歓迎されたことがない。「時間が見やすそう」が最大限の賛辞で、ほかには「こういう時計の電池交換はどこでやるんですか」とか、「重くて疲れませんか」とかしか言われたことがない。その時は、右手に巻いていたアップルウォッチばかり注目されたのだから、費用対効果は実によろしくない。

筆者は30年ぐらい時計マニアを続けている。時計好きが高じて仕事になったという点では、幸せではあるのだろう。時計のことは好きだし、勉強してきたつもりだが、ひとつだけ、学び忘れたことがあった。時計を着けると、果たしてモテるのか、である。時計好きのある方はモテると断言した。しかし、彼は筆者より身長が20センチ高く、体重は10キロ軽く、歯は真っ白だ。着けている時計によって異なる、と述べたのは別の人間だ。ちなみに彼の体形は筆者に近しいが、収入は100倍も違うと思っている。これも参考にはならない。

金無垢ダイヤ入りの時計を着けるとモテるのは実感できた。しかし、実直なドイツ製時計への反応を思い出すに、望み薄という気がしている。加えて女性は、時計に対する要求が妙に高いのである。「文字盤の色がなんとなく好みでない」だの「四角い時計を着けている男は信じられない」だの散々だ。時計をしないほうがよほどいいのではないか。

なぜこんな話をしたのかというと、高級時計のレンタルビジネスに可能性はあるか、と聞かれたからである。月額いくらかを払うと、高級な時計が借りられるサービスは、マニアには需要がありそうだ。ジャン・ダニエル・ニコラとかリシャール・ミルが借りられるなら、筆者もそういうサービスを使い倒したい。ただ、普通の人に響くかというと、かなり怪しいんじゃないかと思っている。理由は簡単で、よほどの時計を着けないとモテないからである。時計を着けるとモテるというのは、高額な出費に対する壮大なエクスキューズでしかないようで、説得力に乏しいことは、筆者の卑近な逸話が示す通りだ。

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