ロレックスブログ2020

フランクとシルマケス、両輪がもたらしたもの

フランク・ミュラーの名声が高まるにつれて、多くの時計師たちが彼のもとに集った。そのひとりに、ピエール・クンツがいる。

パテック フィリップなどでコンプリケーションウォッチを手がけた彼は、フランクのもとでたちまち頭角をあらわした。彼の才能に目をつけたフランクは、やがて彼に独立の許可を与える。

2002年、フランク・ミュラー グループの新ブランドとして、「PIERRE KUNZ(ピエール・クンツ)」が創業。「レトログラードの魔術師」として、彼の名は広く知れわたるにいたった。

シルマケスもまた、広い人脈をもっていた。そのひとりにロベルト・カルロッティがいる。フランク・ミュラーのイタリア代理店をつとめた彼は、優れた審美眼の持ち主だった。彼のデザインセンスと、ウォッチランドのケース製造技術がミックスされたのが「ECW(ヨーロピアン・カンパニー・ウォッチ)」である。00年創業のECWは、個性的な時計づくりを行うブランドして、ウォッチランドのなかでも異彩を放っている。

ケース技術を得手とするウォッチランド。そのノウハウの集大成ともいうべきブランドに「CVSTOS(クストス)」がある。創業者はサスーン・シルマケス。ヴァルタンの息子だ。フランク・ミュラーなどで培ったケースづくりの技術が、その複雑な3Dケースに投じられている。


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